新沖縄観光歴史ガイド・ブック 不思議・沖縄

にほん・ニッポンどっちなの?

日本と言う漢字は「にほん」と読んでも「ニッポン」と読んでもよい。
大事な国号に、二つの読み方、言い方がある。ナゼだろう?

日本について広辞苑には凡そ「わが国の国号、神武天皇建国の地とする大和を国号とし、古く中国では倭と呼んだ。大化改新の頃、日本と書いてやまととよみ、奈良時代以降、ニホン・ニッポンと音読するようになった」と記されている。しかしこの説明では「日本(やまと)」とよまれていた国号が、何故「にほん」と「ニッポン」の二つに分けて音読されるようになったのか、誰でも勝手に使い分けしてもよいのかは定かではない。

結論から先に述べよう。
ニッポンとにほん。
実はこの二つの音は秦の始皇帝(前221年即位)の時代のあの「徐福」達が「不死の神薬」を求め東南の島へと出航した中国の「寧波(ネイハ)」と言う地名を由来とするのである。

寧波は中国浙江省東部、杭州湾口南部の都市であり、遣唐使(初630年)が派遣された時より、日中交通の要地としても知られている。(地図参照)

寧波の日本語読みはネイハであり、中国読みではニンポーである。
ネイハからニホン。ニンポーからニッポン。(ネイハとニンポー、それぞれ五回ほど繰り返し、音読して欲しい)

日本語読みの「ネイハ」と言う音が「ニホン」と言う語源になり、中国語読みの「ニンポー」と言う音が「ニッポン」と言う語源になったのである。

言語学と言う特別な知識が無くても、日本人ならこの寧波の二つの読み方からニッポンとにほんの二つの音に転訛(なまって変化)し、生まれたと導き出せるのである。

日本と言う国号は「日(太陽)の本である!・日の本たれ!」と言う気概を示し表わすための、新しく造られた造語である。

遣唐使らによって寧波の二つの読みからいみじくも「日本」として提起され、力強く「ニッポン」と呼ばれたり、優しく「にほん」と呼ばれたりして、奈良時代以降、「日本(にほん・ニッポン」と言う言葉が、我が国の国号として徐々に認知され、全国へと広まっていったのである。

沖縄近海地図

浙江省東部、杭州湾口南部の寧波から沖縄までおよそ700キロの海路であり、時速10キロの船足で約3日、時速15キロの船足で約2日の距離にあるのである。
(エンカルタ総合大百科地図抜粋)

 


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